Project 30.1 WiFi接続子機モード/Station mode

前回はDACを使用したMP3プレーヤーを作ってみました。

今回はWiFi接続を試してみましょう。

目次

Stationモード(子機モード)について

ESP32-S3をステーションモードに設定すると、WiFiクライアントとして機能します。つまり、ルーターが構築したネットワークに接続し、そのWiFi接続を通じてルーター上の他のデバイスと通信を行うことができます。

下記の図をイメージしてください。PCがルーターに接続されている場合、ESP32-S3がPCと通信するには、同じルーターに接続されている必要があります。

コード

/**********************************************************************
  Filename    : WiFi Station
  Description : Connect to your router using ESP32
  Auther      : www.freenove.com
  Modification: 2022/10/31
**********************************************************************/
#include <WiFi.h>
  
const char *ssid_Router     = "********"; //Enter the router name
const char *password_Router = "********"; //Enter the router password

void setup(){
  Serial.begin(115200);
  delay(2000);
  Serial.println("Setup start");
  WiFi.begin(ssid_Router, password_Router);
  Serial.println(String("Connecting to ")+ssid_Router);
  while (WiFi.status() != WL_CONNECTED){
    delay(500);
    Serial.print(".");
  }
  Serial.println("\nConnected, IP address: ");
  Serial.println(WiFi.localIP());
  Serial.println("Setup End");
}
 
void loop() {
}

8~9行目は皆さんの環境に合わせて変更してください。

14行目のようなdelayは『おまじない』と言ったりします。本来であればなにかの仕様に基づいて待ち合わせ処理をするべきなんですが「とりあえず2秒くらい待っておけば大丈夫」みたいな対処です。あまり良いことではないですが、仕方ない部分もあるかなと。

実際の通信機能についてはもう少しあとのお楽しみ・・・。

次回はAPモードについて試してみましょう。

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この記事を書いた人

金重総合研究所の主席研究員。
子供の頃から研究者を目指し、ライフワークとして日々様々な研究をしています。
経営・マネジメント・金融・DXあたりが本職です。
私を採用したい人、私と一緒に働きたい人、一緒に知識を肥やしていきたい人はぜひお声がけ下さい。

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