子どもたちにプログラミングを教えるにあたって、何を教材とするべきかいろいろと考えました。
・マインクラフト
「プログラミングの入門に良い」とよく聞きます。実際、マインクラフトでプログラミングを学ぶことはできます。ただ、親目線ではNoでした。プログラミングをしているのか、ただ遊んでいるのか区別がつかないからです。なのでもっと何をしているかわかりやすいものを教材にしたいところです。
・Python
今一番人気のプログラミング言語ですね。AI周りでもよく使われています。ただ、子どもにいきなり言語を教えるのもハードルが高いというもの。
・scratch
学校でも使われているブロックプログラミング/ビジュアルプログラミングです。直感的にプログラムが作れるので、入門にはとても良いです。ただ、素のscratchだけだと、どうしても画像を動かす程度のプログラムになりがちです。悪くはないのですが、子どもたちにはもっとわくわく感が欲しいですね。
・Raspberry Pi
ラズパイはコンピュータ学習のためのコンピュータです。コンピュータを学ぶには良いのですが、プログラムを学ぶにあたってはLinuxが障害になってしまいます。また、最近はちょっと高くなってきているのもネガティブポイントですね。
・Arduino
日本ではラズパイの方が人気ですが、世界的にはArduinoの方が人気があります。ラズパイと違ってOSレスのマイコンです。マイコン学習のためのマイコンです。ただ素のArduinoだけだと、特にできることも限られてきます。わくわく感のためには何かもう少し作りたい!動かしたい!と思えるものの方が良いですね。
・mBot
scratchでプログラムできるロボットカーです。教材にするにはとても良いのですが、唯一の難点が値段です。大体2万円弱しますので、子どもに与えるにはちょっと高価すぎるかなと思います。子供って、悪気なく壊すじゃないですか。壊した時の親心としてはちょっと高すぎるかなと。
・ESP32ベースのロボットカー
ESP32というのは中国上海のEspressifSystems社のマイコンです(「いや、ESP32はマイコンではなくCPUだ」という意見もあります)。Arduinoベースのロボットカーとすごく悩みました。値段的にはどちらも8千円程度で大差ないです。ESP32を選んだ理由はIoTです。ESP32は標準でインターネットに接続できます。ArduinoはUNO R4 WiFiというモデルならインターネットに接続できるのですが、ロボットカーキットはまだ市場に出回っていません。そして、Arduino UNO R4 WiFiに搭載されているのがまさにESP32なんです(Arduinoの場合はルネサスのマイコンがメインですが)。「であれば、最初からESP32ベースでいいじゃん」ということで、
ブロックプログラミングもできなくは無いですが、小学3年生くらいであれば普通にソースコードを書く方法でも大丈夫です。
子どもたちがとっつきやすく、そしてわくわくしながら取り組めるもの。そんな想いを込めて教材を選んでみました。
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